休憩部

第12回 「鎌倉殿の13人」ゆかりの地 【伊豆箱根】

2022.8.29

皆様、こんにちは「テ・バサキ」です。
お盆を過ぎてもまだまだ毎日暑い日が続きますが、お体大丈夫でしょうか??

今年の夏は行動制限は特にない3年ぶりの夏だったので、コロナ感染を気を付けながら、帰省された方、旅行に行かれた方も多かったのではないかと思います。
まだ感染も続いてますが、基本的な対策をしっかりとしながら、楽しむところは楽しんで行きたいところですね。

さて、今回も私からは、引き続き盛り上がっている大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の伊豆箱根エリアでのゆかりの地をご紹介していきます。

【箱根神社(はこねじんじゃ)】

鎌倉幕府を開いた武将・源頼朝が深く信仰していたことで知られ、また、境内には『安産杉』というご神木があり、政子の出産の際には頼朝は使いを箱根権現に走らせ安産祈願をさせています。現在も家内安全・交通安全・心願成就などのご利益がある運開きの神様として、国内外から厚い信仰を集めています。また、開運・縁結びのご利益があることから、近年は良縁を望む女性の参拝者も増えています。鎌倉時代には源頼朝に深く信仰されるようになり、毎年正月に箱根神社と伊豆山神社を参詣する 「二所詣」 (にしょもうで)の風習が生まれたそうです。

【伊豆山神社(いずやまじんじゃ)】

伊豆の地名の発祥地でもある伊豆山神社。

大河ドラマでは、頼朝挙兵の折、戦を避けるために政子、りく、実衣がここに預けられました。また、八重姫と頼朝の息子千鶴丸は、伊東祐親によってこの伊豆山権現に出家させたと八重姫に説明していましたが、八重姫がこの神社に訪れた際は、千鶴丸の墓と対面することになりました。第17話では木曽義仲の嫡男、市川染五郎さん演じる木曽義高を討とうとする頼朝から逃がすために伊豆山権現に脱出させようとするも討たれてしまうシーンが描かれていました。

源頼朝と北条政子が結ばれた場所であることから、縁結びの神社としても有名です。江戸時代には伊豆大権現と呼ばれ、徳川家康も参拝に訪れた歴史のある神社です。長い石段をのぼり境内へ上がると、熱海市街と海を見下ろすすばらしい眺望を楽しむこともできます。本殿から本宮社へは、遥拝所、白山神社、結明神本社を経て約1時間の道のり。ゆっくりと山道をのぼりながら参拝をするのもおすすめです。本殿より約800段下には走湯神社があり、湯の神様が祀られています。

【身替わり地蔵(みがわりじぞう)】

平安時代末期から鎌倉時代初期の武将―梶原景季(かげすえ)が人違いで襲われたときに、傍らにあったこの地蔵が身替わりとなり、命が助かったという言い伝えから「景季の身替わり地蔵」と呼ばれるようになりました。

梶原景季は『鎌倉殿の13人』で中村獅童さんが演じる梶原景時の嫡男で、第15話で柾木玲弥さんが演じ登場しました。上総広常を討とうとすごろくに誘う父景時にすごろくを渡すシーンでした。景季は宇治川の戦いで佐々木高綱と先陣争いをしたことが知られていますが描かれませんでした。人違いで襲われたと書きましたが、なんと人をおとしいれることが得意で嫌われまくっていた父景時に間違われたそうです。ドラマでもそのしたたかな嫌われ者ぶりが存分に描かれています。

【石橋山古戦場(いしばしやまこせんじょう)】

『石橋山古戦場』として、この石碑付近の山全体をそう呼びます。大河ドラマでは、ここに陣を敷いた頼朝は、北条軍と三浦軍で大場軍を挟み撃ちにするはずが、増水した酒匂川を三浦軍が渡れず、逆に伊藤軍に挟まれ敗戦するシーンが描かれています。

岡崎義実の息子、佐奈田与一とその郎党・文三家安がこの地で散り、それぞれを祀る「佐奈田霊社」「文三堂」と、「ねじり畑」が史跡としてあります。源頼朝は、この石橋山の戦いの10年後、1190年に伊豆山神社(権現)の参詣の帰りにこの地に立ち寄り、涙を流したと『吾妻鏡』に伝わります。佐奈田霊社は、咳、喘息などにご利益があるとされるお寺で、佐奈田与一が文三に助けを求めようとしたが声が出なかったという故事に由来しています。

【音無神社(おとなしじんじゃ)】

音無神社は、伊東市街の中央を流れる音無川(松川)の東岸に鎮座する古社です。

平治の乱後、源頼朝は伊豆国の蛭ヶ小島に流され、伊豆の北の小御所で暮らしていたと言われています。その際に出会ったのが、伊東祐親の娘・八重姫。

この音無の森は、若き源頼朝と八重姫の逢瀬の地とであったと言われています。

【産衣石(うぶぎいし)】

大河ドラマでは第1話でさっそく伊東祐親の命で殺害された、頼朝と八重姫の子、千鶴丸。川に流された千鶴丸は、この場所に流れ着いて、甚之右衛門という漁師に発見されたそうです。着衣から高貴な人物の子と感じた甚之右衛門は、石の上に遺体を乗せて着衣を乾かし、丁重に葬ったのだと伝えられています。後に、それを知った頼朝は、甚之右衛門に生川(うぶかわ)の姓と立派な茶器を与えたそうです。

産衣石は、伊東市富戸の宇根展望台にあります。

以上、今回も引き続き、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のゆかりの地のスポットの内伊豆箱根エリアのスポットをご紹介しました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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