青森県弘前市田舎館村の田んぼアート鑑賞とわら焼き、海鮮丼との出会い。
2022.10.25
こんにちは、ユニバーサルトラベルビューロー休憩部顧問のジンです。
久々にFDAにて10月3~4と青森県は弘前に行ってまいりました。
青森空港からレンタカーを借り弘前市内へ。ナビ設定が距離優先だったのかどんどん主要道から外れ田舎道を指示。そのおかげで途中、わら焼きによる煙が上がっている田んぼをいくつもみることができました。私の生まれ故郷でも子供の頃、稲刈りの後のわら焼き風景はよく見かけ故郷を思い出す懐かしい風景とその匂いに望郷の念を募らせることができました。
一方、このわら焼きは住民から苦情がたくさん寄せられているようです。例えば煙で車を運転する際の視界の妨げになる。洗濯物に臭いがつく。子供にぜんそくの症状が出たなど。季節の風物詩とは言い難い諸問題があるようです。確かに、運転中、減速して走行しないといけないくらいの煙の中に包まれる場面もありました。
では、なぜわら焼きをするのか?という疑問から離れることができず調べてみると(NHK青森局記者梅本一成氏投稿一部抜粋2021年)、同じ田んぼで翌年もコメ作りを行う場合、春には田んぼの土を耕さなければならず、その際、稲わらも土と一緒にすき込んでしまうことになる。そうすると春に稲わらを土にすき込むと田んぼに水をはった際、分解されなかた稲わらが水面に浮かんで田植えの邪魔になるそうなんです。硫化水素やメタンガス発生して、稲の生育にも悪影響がでたりする可能性があるそうです。そのため稲わらは稲かりを終えた後、すぐに土にすき込むか回収することを行政も勧めているようですがとっても手間がかかり、手間がかからないのが稲わらを燃やすだけで済むわら焼きが簡単なんだそうです。
廃棄物処理法では原則屋外で廃棄物の焼却は禁止、例外で農業を営むためやむをえない理由での焼却とある。つまり農業を営むためやむを得ない場合、わら焼きは禁止されていないことになる。
住民との解決には稲わらの回収にかかる機械、人手、費用様々な問題があるようだ。
SDGsの観点からも二酸化炭素の排出量を減らす取り組みなど課題解決のは時間がかかりそうだ。
田舎特有の季節の風物詩などと言ってられない地域の問題があることを忘れてはいけないと改めて思った。
翌日、午前は商談を済ませ、昼は何かうまいものをと思い見つけたのが
東家さんです。地元の人にも人気らしくお値打ちな各種ランチメニューから、定食、海鮮物、うなぎ、そば、お肉などの大衆的ではあるが、その半端ない素材感に感動しました。ランチ1,280円の海鮮ランチを注文。
わかるかなぁ~この海鮮の肉厚!もう切り方がごそっり、ごろんと、ザクっと、いいんですか~って感じです。名古屋の柳橋市場の食堂でもなかなかお目にかかれないかもね。写真や、角度的にわかりにくいかもしれないが、何せ感動しました。大きな寿司カウンターがあるので次回は夜、弘前の銘酒「田酒」でも呑みながら寿司をつまみたい。
その後、帰りの飛行機まですこし時間が空いたので田んぼアートを観賞へ。行く前から気にはなっていたところで、青森県で最も面積の小さな自治体の田舎館村(いなかだてむら人口約7.300人)は村おこしの一環で22年前に「田んぼアート」を始めていて多い年には約29万もの人が訪れたこともあるとか。
田んぼをキャンバスに見立てた「田んぼアート」はいまや青森を代表する夏の風物詩となっているそうです。(今年終了5/30〜10/10まで)
今では全国で田んぼアートが広がっていて大して珍しくないかもしれませんが、ここ青森県田舎館村が発祥の地であることに来た意義があって今後も素晴らしいアート作品を期待しております。
第一田んぼアート/田舎館村役場施設内 田舎館村文化会館内4階展望台より作品名は「モナリザと湖畔」
んー、よく出来てる!
田舎館村役場施設内 田舎館村文化会館はお城風の建物 遠くからもよく目立つ
作品名は「モナリザと湖畔」
田舎館村役場施設内 田舎館村文化会館1階には過去の作品がパネルで展示してあります