~パスポート(旅券)の期限は切れていませんか?~
長い自粛生活が続いておりますが、ワクチン接種も進み、少しずつ以前の日常を取り戻していくことになるでしょう。
しばらく行けなかった海外旅行にお出かけされたい方も多いのではないでしょうか。
パスポート(旅券)は、海外旅行をするときに、日本や渡航先での出入国審査で提示する必要がありますので、海外旅行へ行かれる際には必ず取得していただくことになります。
尚、入国の条件に、一定以上のパスポートの残存有効期間を設けている国や地域があります。 多くは、入国日から3~6ヵ月程度の期間が必要となります。
現在は新型コロナウィルスの影響で海外に出かける人が少なく、旅券センター窓口は比較的空いているようです。
パスポートをお持ちでない方はもちろん、残存有効期間が1年未満の方も、今のうちに切替申請されることをおすすめします。今一度ご自身のパスポートの有効期間満了日をご確認下さい。
★旅券申請について詳しくは、【外務省|パスポート(旅券)】をご確認下さい。
◎最近(1年以内に)変更になった事項
①旅券(パスポート)の旧姓併記について(令和2年12月25日)
戸籍謄本、旧姓が記載された住民票の写し又はマイナンバーカードのいずれかで旧姓を確認できれば、旧姓の併記が認められるようになりました。詳しくは【外務省|旅券(パスポート)の旧姓併記について】をご確認ください。旅券への別名併記の記載方法変更は【旅券への別名併記の記載方法変更 (PDF)】をご覧ください。
②パスポート申請用写真の規格(令和3年5月18日)
パスポート申請用写真規格が改定されました。詳しくは下記をご確認下さい。以前より厳しくなっておりますのでご注意下さい。
◎主な変更点
◆顔の寸法について
顔の寸法は「両耳から写真の左右の空間が2mm以上空いていること」となりました。両耳のスペースが空くよう、顔の長さを下限ギリギリにするなどの調整が必要となります。
◆輪郭が露出していること
フェースラインを完全に出し、大きなイヤリング等で輪郭を遮ることがないよう、注意が必要です。
◆目に関する条件
目に髪の毛がかかることはもちろん、写真に写った時につけまつげや眼鏡のフレームも目にかからないよう注意して下さい。また、カラーコンタクトだけではなく輪郭強調(ディファイン)もNGです。また意図的にフラッシュやライトの形状が写り込んだものもNGとなっております。
◆人物と背景の境界について
今までも「人物と背景の境界が不明瞭なもの」という条件はありましたが今回より具体的に「頭、髪、服装等と背景の境界が不明瞭なもの」と改定されました。白髪の方は申請用写真の背景色を白で撮影すると写真NGとなるケースも想定されますのでご注意下さい。
◆美白処理等の画像修整について
今までも美白処理を含む画像加工・画像処理はNGでしたが、しわなどの修整もNGとなりました。今では街中の証明写真BOXでも簡単に美白処理や美肌処理が出来るようになっておりますが、パスポート申請用写真についてはNGとなっておりますのでご注意下さい。詳しくは【外務省|パスポート申請用写真の規格(令和3年5月18日更新)】をご覧ください。旅券用提出写真についてのお知らせは【旅券用提出写真についてのお知らせ(PDF)】をご確認ください。
税関電子ゲートのご案内(令和3年4月1日)
7つの空港(新千歳空港・成田国際空港・羽田空港・中部国際空港・関西国際空港・福岡空港・那覇空港)で税関検査場電子申告ゲートを利用できるようになりました。お帰りの際、紙の税関申告書を記入する必要がありません。
①まずはスマートフォンで専用アプリをダウンロードします。
税関申告アプリを開き、必要事項を入力してください。必要事項を登録していくとQRが作成されます。
App Store Google Play
②作成したQRとパスポートを用意し、空港の税関検査場に行きます。
電子申告端末ではパスポートとスマホを専用端末にかざすだけ!お預け手荷物をお待ちの間に申告できます。
③手荷物を受け取ったら電子ゲートへ向かいます。
電子ゲートでは顔認証でスムーズに通過できます!キャリーケースなどのお荷物と一緒に通過できます。
詳しくは【税関|7つの空港で税関検査場電子申告ゲートを利用できます。(令和3年4月1日更新)】をご覧ください。
≪ワクチンパスポートとは≫
新型コロナウイルスワクチン接種を受けたことを証明するもので、市区町村が書面で発行するものです。氏名、国籍、旅券番号、ワクチンの種類、接種日などが記載される予定です。
ワクチンパスポートのイメージはこちらです。(厚生労働省 ホームページより)A4の偽造防止用紙に印刷されています。
≪ワクチンパスポート申請の流れ≫
ワクチンパスポートは7月26日から申請開始予定です。
*申請~発行までの流れ*
申請
接種を受けた自治体の窓口または郵送で行ってください。必要なものは以下の通りです。
・申請書
・旅券
・接種券(※万が一紛失してしまった場合は、マイナンバーが記載された住民票の写しなどマイナンバーが確認できる書類を提示してください。)
・接種済証または接種記録書、もしくはその両方(※万が一紛失してしまった場合は、予診票の写し(本人控え)でも可能です。)
注! 以下に該当する人は上記の他に追加書類として下記のものが必要となります。
・旅券に旧姓・別姓・別名(英字)の記載がある場合は記載内容を確認できる本人確認書類
・代理人による請求の場合は委任状
・郵送の場合は返信用封筒(申請者が切手貼付、返送先住所を記載し提出)と住所の記載された本人確認書類※郵送申請では申請書以外は写しを送付してください。
⇒記録を照会して書類などに間違いがなければ、窓口または郵送で上記のイメージのようなワクチンパスポートが発行されます。
対象者
旅券所持者、かつ海外渡航予定の方。
≪ワクチンパスポートのポイント≫
・当面は紙の証明書が発行されます。将来的にはデジタル化を目指すとされています。
・有効期限はなく、1回の申請で1部発行となり、再発行もできます。
・発行手数料はかかりません。かかるのは郵送申請時の切手代のみです。
現在、日本では海外渡航などの目的に限っていますが、今後国内でも証明書として施設等割引を受けられる可能性がありますので、接種をされたかたは今のうちに証明書を取得しておくとお守り代わりになるかと思われます。ただし、健康上の都合で接種できない場合はPCR検査の陰性証明なども備えておく安心かもしれません。
★現在、ワクチンパスポートを取得したことにより渡航できる国はこちらをご覧ください。
→海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧